お米の脱穀
本日の活動はお米の脱穀。
四月から行ってきたお米作りもいよいよ最終段階に入ってきました。
いつも通りミーティングでやる事を確認します。
半年間かけて行ってきた活動の最終段階ということもあり子どもたちの表情はいつもに増して真剣です。
ミーティングを終えてからは外で脱穀機の説明を受けました。
昔ながらのやり方を学びます。
こちらは手動で風を起こし、上部から少しずつ穀物を落下させ、そこに横から風を送ることで、藁屑や実のない
籾などの軽いものを吹き飛ばし実の詰まった重い穀粒だけを手前に落とします。
足踏み脱穀機。
名前の通り足でペダルを踏むことにより、中の扱胴(こきどう)に逆V字型の針金を付けたものが回転します。
そこへ収穫した稲穂を入れることにより脱穀することができます。
機械を使っても取り切れなかった部分は一つ一つ丁寧に取っていきます。
「自分たちで作ってきたお米。一粒も無駄にできない。」
と、育てることの大変さを体験を通して学んでいます。
昔ながらのやり方、たくさんの労力と時間を必要とします。
みんなで力を合わせて交代しながら行います。
こちらは機械を使わずに完全に手作業。稲を地面に叩きつけて脱穀します。
二つの竹棒を使って脱穀。こちらも根気のいる作業。
疲れた表情を見せることなく、笑顔で愛情を込めて脱穀を続けます。
午前中の活動で様々な脱穀の仕方にチャレンジをしました。
どの作業もたくさんの労力と時間を必要とし、普段自分たちが食べいるお米へのありがたみをより一層深く感じ
ます。
午後からは地域の方の協力のもと、機械での脱穀を行いました。
午前中、手作業で行った脱穀とは比較にならないスピードで進んでいきます。
これには子どもたちもびっくり!
ようやく脱穀を終えて、袋詰めされたお米。
運ぼうとするも…耐え切れず。
今日も一日たくさんのことを学びました。
これからも食べ物へのありがたみを忘れずに生活しようね!